2012年12月4日火曜日

ウォッシュト精製 その2


コーヒー豆の精製工程の続きです。


水洗式(ウォッシュト)精製の大まかな手順です。

①コーヒーの果肉を水で除去

 ・収穫した果実(チェリー)を水槽に1~2日入れて、
  成熟した実とそうでないものを分ける。
    小石、ゴミ、葉など不純物や未熟な豆を除く。
    成熟した実は沈み、未熟な実は浮く。

 ・果肉除去機で外皮と果肉を種子から分離させる。

 ・種子を発酵槽に約15~30時間ほどいれて発酵させる。
   種子についていた残りの果肉と粘着物質が剥がれる。

②乾燥
 ・換水しながら水槽で洗い、最終乾燥で水分を12~13%に揃える。
  水洗式で得られるのは、内皮に包まれたままのパーチメント・コーヒー。

 ・水洗いのあと、数日間乾燥させる。
  この時点ではまだパーチメント(内果皮)が着いたまま。

  
③保存~脱穀~選別~格付け~計量~麻袋つめ
  普通はこの状態で保存され、出荷時に、脱穀(パーチメント除去)、機械選別、
  ハンドピック、格付け、計量、麻袋詰めなどが行われる。