コーヒー豆の精製工程の続きです。
水洗式(ウォッシュト)精製の大まかな手順です。
①コーヒーの果肉を水で除去
・収穫した果実(チェリー)を水槽に1~2日入れて、
成熟した実とそうでないものを分ける。
小石、ゴミ、葉など不純物や未熟な豆を除く。
成熟した実は沈み、未熟な実は浮く。
・果肉除去機で外皮と果肉を種子から分離させる。
・種子を発酵槽に約15~30時間ほどいれて発酵させる。
種子についていた残りの果肉と粘着物質が剥がれる。
②乾燥
・換水しながら水槽で洗い、最終乾燥で水分を12~13%に揃える。
水洗式で得られるのは、内皮に包まれたままのパーチメント・コーヒー。
・水洗いのあと、数日間乾燥させる。
この時点ではまだパーチメント(内果皮)が着いたまま。
③保存~脱穀~選別~格付け~計量~麻袋つめ
普通はこの状態で保存され、出荷時に、脱穀(パーチメント除去)、機械選別、
ハンドピック、格付け、計量、麻袋詰めなどが行われる。