昨日書いた、図書購入希望の書籍。
満洲詩生成伝
守屋貴嗣 著
輪林書房 発行
この本の大きな特徴は、
●日本文学史では無視されていた外地(満洲)での日本語文学の系譜を明らかにした。
→日本文学史の読みかえを行っている。
●「てふてふが一匹韃靼海峡をわたっていった」という、
国語の教科書にも載っている安西冬衛の詩の生成過程を分析した。
●日本の大正期モダニズムを、満洲という要素を主題に分析を行った。
●満洲日本語詩を、詩誌を中心に分析を行った初の試み。
●満洲で刊行された文芸誌を発掘した資料的価値もある。