2012年4月4日水曜日

満洲詩生成伝

昨日書いた、図書購入希望の書籍。

満洲詩生成伝
  守屋貴嗣 著
  輪林書房 発行







この本の大きな特徴は、

 ●日本文学史では無視されていた外地(満洲)での日本語文学の系譜を明らかにした。
  →日本文学史の読みかえを行っている。

 ●「てふてふが一匹韃靼海峡をわたっていった」という、
  国語の教科書にも載っている安西冬衛の詩の生成過程を分析した。

 ●日本の大正期モダニズムを、満洲という要素を主題に分析を行った。

 ●満洲日本語詩を、詩誌を中心に分析を行った初の試み。

 ●満洲で刊行された文芸誌を発掘した資料的価値もある。