ナチュラル精製の大まかな手順です。
①収穫したコーヒーの果実をコンクリートの乾燥場などに広げ、
2~3週間ほど天日で乾燥させます。
・自然に乾燥させる方法なので、天候に左右される欠点があります。
・おおよそ1~10日で赤い果実が黒くなって、
外皮と果肉が固くなり、剥離しやすい状態になります。
・天日で乾燥させている間、毎日よく撹拌し、
間は夜露から守るため、小山にまとめてシートを掛けます。
この段階では、豆の含水率は20%前後といわれています。
この黒く乾燥した果実をドライ・チェリーといいます。
②ドライチェリーを脱穀し、最後の乾燥を行います。
最終的には、含水率を12~13%を目安にするとされています。
含水率が14%以上になると、腐敗微生物の発生率が非常に増大するからです。
③サイズ分け(スクリーニング)、機械選別(黒豆の除去)、ハンド・ピック(発酵豆、
その他の欠点の除去)、格付け(欠点によるグレーディングとサイズによる
クラシフィケーション)、計量と麻袋詰めを行います。