2014年4月14日月曜日

コーヒー大国 インドネシア


世界有数のコーヒー生産国として知られる “インドネシア”
  生産量は、世界第3位(1位ブラジル、2位ベトナム、4位コロンビア)
     2012/2013年 現在


数本の苗木からはじまったコーヒー栽培
 コーヒーはもともとエチオピア~イエメン周辺が原産地とされています。

 インドネシアにおけるコーヒーの栽培は、
   ブラジルなど中南米諸国のコーヒー産地よりも古く1696年まで遡るとされています。

 大航海時代の幕開けとともに、
 当時アジア進出を目論むヨーロッパ諸国の中でも、
 オランダはいち早くからコーヒーに目をつけたそうです。
  当時オランダ領だった東インド諸島のひとつであるジャワ島に、
  アラビカ種”のコーヒー苗木が運び込まれたのが、
  インドネシアでのコーヒー栽培の始まりと言われています。

  地震、洪水などでいったんは枯れてしまったものの、
  数年後、再び苗木が持ち込まれたものがジャワ島全域で広がり、
  インドネシアコーヒーの先駆けとなったということです。


さび病の発生
 今から100年くらい前の1908年、
 コーヒーの天敵である”サビ病”が大発生して、
 インドネシアのコーヒーの木は壊滅的な被害を受けたそうです。
 
   現在インドネシアで栽培されているコーヒーのほとんどは、
   この時にさび病対策として登場した病害に強い品種ロブスタ種”です。

マンデリン
  多くのコーヒーが壊滅的な被害を受けましたが、
 そのさび病に負けず、わずかながら生き残ったアラビカ種がありました。
 
 そのアラビカ種の中で、スマトラ島で原住民であるマンデリン族が中心となって
 栽培したものが、今でいうところの “マンデリンコーヒー”です。

 マンデリンの生産量は、インドネシア全体のコーヒー生産量の5%程度
 希少価値の高いコーヒーと言われる所以ですね。


たった数本の苗木から始まったインドネシアのコーヒー栽培!!

それが、今日では、
  インドネシアは世界第3位の生産量を誇るコーヒー大国となっています。


次回は、

  マンデリン独特のフレーバーの所以

について触れたいと思います。