2014年4月19日土曜日

マンデリンの不思議 その2


ここで、”精製”についてのおさらいです。

コーヒーチェリーを収穫し、
その中にあるコーヒー豆(生豆)に仕上げる工程を 「精製」とよびます。

 コーヒーの香味は、
  本来生豆が持っている香味 とともに、 精製方法 によっても
味わいは変わってきます。

以前にもお話ししましたが、コーヒーの精製方法は大きく3つあります。
  → コーヒーチェリーの構造
  → 精製

  ①ナチュラル精製(乾燥式)
      収穫したコーヒーチェリーをそのまま天日で乾燥させて脱穀

  ②ウォッシュト精製(水洗式)
      収穫したコーヒーチェリーを果肉除去し、
      ヌメリがついたパーチメントを水槽などで醗酵処理をして乾燥させて脱穀

  ③パルプドナチュラル精製
      果肉除去までは上記②(ウォッシュト)と同様で、
      ヌメリがついたままパーチメントを天日乾燥させて脱穀


 一般的に、ナチュラルはボディが強くなり、
 ウォッシュトはすっきりきれいな香味になります。

 ナチュラル精製は、チェリーの収穫時期に雨の心配がない
 ブラジルやイエメンなどで行なわれています。
 異物混入のリスクが高く、世界的にはウォッシュトが一般的になりつつあります。

ところで、本題マンデリンはというと…
マンデリンの精製過程はとても変わっていて、上記③パルプドナチュラルの変形です。