コーヒーに対する嗜好は、人それぞれ。
なので嗜好品と言われている。
苦みが好きな人
酸味が好きな人
甘味が好きな人
コクがあるのが好きな人
いろいろ。
いい悪いじゃない。
苦みの好きな人に酸味の良さを伝える・・・
プロとしてその気持ちわかります・・・
でも、そんなのおせっかいですね。
逆も同じ。
酸味の好きな人に苦みの良さを・・・
きっと、判りません。
分からなくてもいい(と思う)。
好きなのを好きなように飲めばいい。
当店には酸味の好きなお客さんが少なからずいます。
ある酸味好きの方が、
当店で一番焙煎の強い「コロンビア極深煎り」を飲んでみて・・・よせばいいのに・・・
案の定 ”苦いだけ” とのたまいました。
でも、このコーヒー(コロンビア極深煎りのこと)
ただ苦いだけじゃありません。
もちろんビター感はフル装備ですが、決して焦げてはいません(*)。
ちゃんと甘味あります。
うちの秘蔵っ子は判りますよ、このコーヒーの甘み!
(*) 焙煎による表面焼け、芯焼けのこと
一方、苦みが好きな方は、
苦みの良さをよく御存じ・・・というか、
苦みが好きなので、苦みとお友達なんです。
お友達のことはよくわかるんですね。
なので、同じ、この「コロンビアの極深煎り」を飲んで、
「苦みの中に程よい甘味があって、おいしい。」
と言うんですね。
先の酸味の好きな人は、
どう転んでも、
コロンビアの極深煎りから甘味を感じないでしょう。
それは苦みとお友達じゃないからです。
別に感じなくてもいいんですが・・・。
なので、酸味の嫌いな人が、
無理に酸味を好きになろうとしなくてもいいと思います。
同じく、苦みの嫌いな人が、
無理に苦みのコーヒーを飲む必要もないと思います。
あっそうだ!
雑味のことを書いていない!
いづれ・・・