先に書いた薄緑色の種子を覆っている幾重のものを取り除く工程を「精製」といいます。
精製方法は、
生産国の事情(地形、気候、風土、経済などの状況)により変わりますが、
味の独自性やグレードなどを左右する非常に重要な工程です。
精製方法は大きくは2種類あります。
一つは
乾式(乾燥式・非水洗式)で、もう一つは
湿式(水洗式)です。
そのほか、
乾式と湿式を組み合わせた
半湿式(半水洗式)や、
パルプドナチュラルと呼ばれる方法もあります。
精製処理されたコーヒー豆は
生豆と呼ばれ、
カビなどの発生を防ぐため、
水分含量が10-12%になるよう乾燥して保管され消費国に輸出されます。