2009年10月10日土曜日

興味深いデータ

コーヒーに関するデータをほんの少しだけ紹介したい。

コーヒーは世界で2番目に取引金額の多い1次産品
言われている。 (もちろん1位は石油)

コーヒーの主な消費国は、 アメリカ 欧州諸国 日本 だが、
近年は、生産国の自国内消費も増加しつつあるそうだ。

★コーヒーの年間消費量(多い順に)
    アメリカ(125万トン)
    ブラジル(82.5万トン)
    ドイツ(54.3万トン)
    日本(40.9万トン)
    イタリア(33万トン)
    フランス(32.6万トン)

 日本は世界第4位のコーヒー消費国である。
 輸入国に限ってみれば世界3位。


★1人当たりのコーヒー消費量(多い順に) 
    ルクセンブルク(16.65 kg)
    フィンランド(12.01 kg)
    ノルウェー(9.85 kg)
    デンマーク(8.75 kg)
    オランダ(8.38 kg)
    スウェーデン(8.19 kg)
 これら北欧諸国は、
 総消費量が多い
    アメリカ(4.13 kg)
    ブラジル(5.30 kg)
    ドイツ(6.27 kg)
    日本(3.41kg)
 をはるかに上回っている。
          出典:ICO(国際コーヒー機関)統計2009年2月


北欧はコーヒーが美味しいとはよく聞くが、
データを見れば納得だ。

当店のお客様の中に、
フィンランド経由でロシアを旅された方がいるが、
 「北へ行くほどコーヒーの味がおいしくなる」
 「スペインやフランスよりもロシアは味がまともだった」
 「ヘルシンキの空港で飲んだコーヒーが、
  これまで行った外国の中では一番美味しかった。」
と仰っていた。

空港で飲んだコーヒーが美味しい・・・なんてクールなんだ!
街なかの専門店のコーヒーはもっと美味しいに違いない。


★日本国内のコーヒー消費量の推移
   1970年  緑茶の5分の1程度だったが
   1980年~1990年  緑茶を追い抜き
   2003年   約15万トン 1970年の約6.6倍、緑茶の1.5倍

すごい!
コーヒーは、いまや、すっかり日本人の生活に
定着していることがわかる。
嗜好品の枠を超え、もはや日常品にさえなっている。

が、しかし、
1人当たりの消費量*ではベストテンにも入っていない。

 *:日本人1人当たりのコーヒー消費量
    1杯10g換算で1人当たり1年間で340杯ほどだ。


北欧の例ではないが、
本当に好きな人はたくさん飲む。

飲む人がたくさんいれば、
マーケットは成熟する方向に向かうので、
いいものも集まるということだ。

味覚に繊細な日本も負けてはいられない。
↑ 表現が変?