2009年10月26日月曜日

パナマのゲイシャ その1

ゲイシャ
もちろん、ゲイシャ、フジヤマではありませんぞ!

ご存知の方も多いと思うが、
今現在、世界のスペシャルティコーヒー市場で最も注目を集め、
最も評価が高いコーヒーの品種名だ。

オリジナルは、勿論、コーヒーのふるさとエチオピア。


良質なゲイシャ種のコーヒーを生産することで
注目を集めているパナマのラ・エスメラルダ農園の方が
先月末に日本にやってきた。

名古屋でもプレゼン+試飲会があったので参加してきた。
非常に有意義な時間であったので、ここで報告したい。
(常連さんの方々には、大まかお話していることだが)


感じたことは大きく3つ。


1つめ
品質の高いコーヒーを育むのは大変!!

 ゲイシャ種のコーヒーは生産性がかなり低い。
 高木で収穫しにくく、単位面積あたりの収穫量が少ない。

 エスメラルダ農園が生産するゲイシャ種は、
 パナマの国際品評会で毎年のように1位を獲得している。

  コンテストで行われるカッピングは完全ブラインドである。


2つめ
生豆(素材)の品質が非常に重要である!!

 素材である生豆の品質が非常に大切であり、
 それゆえに、それをきちんと表示する必要がある。

 これについては大切なことなので、日を改めて書きたい。


3つめ
小さな自家焙煎コーヒー豆屋を営むボクに
一体何が出来るんだ!?

 ボクができることは限られている。
 ブログを書き始めた最初の頃にも言ったけど、
 コーヒー豆屋が出来るのは、
 農園の方々が手塩にかけて育てたコーヒーを
 いかに素晴らしい状態にして多くの人々に橋渡しするか・・・。

    生産者 → → 豆屋(うま珈) → → 消費者

 ボクがやっていることは非常に小さいが、
 しかし、非常に大切なポジションにいる。

 そして、改めて、
    少しでも多くの人に、
    本物の良質なコーヒーを楽しんでもらいたい!

 と強く思った。


遠くの国々で愛情をこめて育てられたコーヒー。 
ボクはそんなコーヒーたちに真剣に向き合い、
丁寧に心をこめて命を吹き込む。  

ひと粒ひと粒丁寧に焙煎し、 ← ←← 焙煎は重要!
それをお客様に丁寧に説明し、← ← 品質表示も大切
美味しく飲んでもらい、
気に入ってもらう。


ボクは、たったこれだけしか出来ない。
でも、これだけは頑張ってやっていきたい。

なぜなら、ボクはコーヒーが好きで、
コーヒーに生かされてるからだ。

だからこそ、コーヒーを裏切れないし、裏切りたくない。

間違っても、

 虐げられたコーヒーにはしたくないんだ。
  つづく
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