2010年4月23日金曜日

ナイスカットミル

先日、ナイスカットミルの注文がはいった。
今年になって4台目。

(高性能でなくてもいいのだが)
ミルが家庭に普及することは、
コーヒー豆屋にとってはイイことだ。

豆をミルで挽くことは、
コーヒーを美味しく飲むための一番の条件といってもいいほど
重要なポイントだからだ。


コーヒーを美味しく飲むためのポイント
 1 良質なコーヒー豆を調達(購入)すること    
     → 値段が高いコーヒーという意味ではありません
 2  コーヒーを淹れる直前に、豆から粉に挽くこと
 3 抽出したコーヒーは、(冷めても)加熱しないこと

この3つでOKだ。
特段、抽出にこだわる必要はない。
コーヒーメーカーでも十分美味しいコーヒーは飲める。
もちろん、
 ドリップに凝ったり、
 プレスで淹れてみたり、
 気分を変えて、エスプレッソで抽出したり、
すべて、OK!!

一番重要なポイントは、先に書いた3つだ。


3つ目の冷めたコーヒーについて。。。

冷めてしまったコーヒーは、加熱しない方がいい。
冷めたコーヒーを加熱すると、煮詰まったコーヒーになる。
煮詰まったコーヒーほど味気ないものはない。
街中には、このような”虐げられたコーヒーが溢れている。

余ったコーヒーは、熱いうちに保温ポットに保存するようにする。

最近、コーヒーメーカーでも、魔法瓶タイプのものが多くでている。
魔法瓶の場合、
ステンレスのものより、ガラス瓶タイプのものの方が冷めにくい。

当店で、常連さんにサーブする
 ”もったいないコーヒー(賄いコーヒー)”は、
大体、朝10時頃淹れるが、
これをガラス製の魔法瓶に入れておくと、
(量にもよるが)夕方まで十分温かい。

また、コーヒーの味は、冷めた時の方が分かりやすい。
熱いうちは、味覚ではなく、痛覚が反応する。
チンチコチンで飲まない方がイイ。

質の悪いコーヒーは、冷めるととたんに味が落ちる。

  生豆のグレードが低い、焙煎が悪い、煎り豆の鮮度が古い
    抽出してから時間が経っている など

冷めてくれば、味が変わる。
しかし、質の高い=良いコーヒーは、冷めても十分美味しい。
逆に、冷めてからの方が風味が楽しめるコーヒーもある。
当店のコーヒーを冷まして飲んでみてください。

コーヒーの面白いところ・・・。