2011年2月7日月曜日

中米産のコーヒー豆 2

中米産のコーヒー豆のつづき・・・


ボクは、中米産コーヒー豆の焙煎では、
  中煎り~中深煎り 
の段階で煎り止めるのが良いと考えている。
個別に考えてみると、

浅煎り   せっかくのコクと甘みが表現しにくく、もったいない
      持ち味が出きっていないのがこの段階

中煎り  甘酸っぱい、やさしくさわやかな酸味があり、
      そのベースに柔らかなコクがある感じ

中深煎り  香りがより豊かになり、
       やわらかいがきちんとしたコクに変わり、
        その中にほのかな甘酸っぱさが残る感じ

深煎り  深煎りにすると、
      持ち味である上品さが失われることが多いが、
      銘柄によっては、甘みを伴ったやさしい苦味が表現できる

   注: 上記の焙煎度合い…浅煎り~中煎り~中深煎り~深煎り…は、
       各社・各店舗ごとに違うようで、明確な区分はない


当店では、

 定番コーヒー「グァテマラ・レタナ農園・ブルボン種100%・ウォッシュト」
 中煎り(浅め) 深煎り(浅め) にしている。



 これまで限定で入荷・販売してきているパナマエルサルバドル、
 コスタリカ
などのコーヒー豆の場合、中深煎りにする場合が多い。
 これは、これらコーヒーの完熟豆が持つ柔らかな甘みを
 より引き出すことが出来るから。

 ただ、中深煎りのどの程度で煎り止めするかは、
 その豆によって微妙に変えている。

 たとえば、これまで使用してきたコスタリカのように、
 少し渋みを伴った酸味がある場合などは、特に注意している。

     コスタリカのカツーラ種によるものと考えられる