ボクは、中米産コーヒー豆の焙煎では、
中煎り~中深煎り
の段階で煎り止めるのが良いと考えている。
個別に考えてみると、
浅煎り せっかくのコクと甘みが表現しにくく、もったいない
持ち味が出きっていないのがこの段階
中煎り 甘酸っぱい、やさしくさわやかな酸味があり、
そのベースに柔らかなコクがある感じ
中深煎り 香りがより豊かになり、
やわらかいがきちんとしたコクに変わり、
その中にほのかな甘酸っぱさが残る感じ
深煎り 深煎りにすると、
持ち味である上品さが失われることが多いが、
銘柄によっては、甘みを伴ったやさしい苦味が表現できる
注: 上記の焙煎度合い…浅煎り~中煎り~中深煎り~深煎り…は、
各社・各店舗ごとに違うようで、明確な区分はない
当店では、
定番コーヒー「グァテマラ・レタナ農園・ブルボン種100%・ウォッシュト」は
中煎り(浅め) と 深煎り(浅め) にしている。
これまで限定で入荷・販売してきているパナマやエルサルバドル、
コスタリカなどのコーヒー豆の場合、中深煎りにする場合が多い。
これは、これらコーヒーの完熟豆が持つ柔らかな甘みを
より引き出すことが出来るから。
ただ、中深煎りのどの程度で煎り止めするかは、
その豆によって微妙に変えている。
たとえば、これまで使用してきたコスタリカのように、
少し渋みを伴った酸味がある場合*などは、特に注意している。
* コスタリカのカツーラ種によるものと考えられる