2011年2月19日土曜日

ドリップOK プレスOK

今朝、家から店へ向かう途中、
風が強かった。
でも、意外に風が冷たくない。
ボクは、寒さ暑さには強いほうなので、
本当のところは分からないんだけど…

なので、いつも開店してから、
その本当のところを(お客さんに)確認する毎日であります。



さて、本題・・・煎り豆の完成度の続きです。

こだわりのネルやペーパードリップは、
美味しく淹れる方法であるのと同時に、
いかにコーヒーのいやな味を出さないか
というテクニックを前提にした抽出法でもあるんです。

紙や布で濾すうえ・・・ 言われたことありませんか?
お店の人に・・・
   やれ、お湯の温度を下げろ!
   やれ、粗挽きにしろ!
   やれ、粉の量を多く使え!
 
美味しく淹れるには、テクニックがいるということです。
(何も、ドリップは美味しくない、お勧めできないと言っているのではありません)
制約が多いんですね。
(制約が多いのは、実は、それはそれでいいんですけどね、
 コーヒー好きにとっては)


家庭で飲むコーヒーの場合は、
煎り豆の段階で完成度を高めておいて、
抽出は簡単な方がいいと考えています。


ボクが、試飲の際、
コーヒープレスをあえて使用しているのも、
その考えからなんです。

煎り豆の完成度が高ければ、
コーヒーを淹れるのに工夫を凝らさなくても
OKなん(美味しく飲めるん)です。

ボクの店は、家庭でコーヒーを飲むためにある店です。
だからこそなんです。