今朝、家から店へ向かう途中、
風が強かった。
でも、意外に風が冷たくない。
ボクは、寒さ暑さには強いほうなので、
本当のところは分からないんだけど…
なので、いつも開店してから、
その本当のところを(お客さんに)確認する毎日であります。
さて、本題・・・煎り豆の完成度の続きです。
こだわりのネルやペーパードリップは、
美味しく淹れる方法であるのと同時に、
いかにコーヒーのいやな味を出さないか
というテクニックを前提にした抽出法でもあるんです。
紙や布で濾すうえ・・・ 言われたことありませんか?
お店の人に・・・
やれ、お湯の温度を下げろ!
やれ、粗挽きにしろ!
やれ、粉の量を多く使え!
美味しく淹れるには、テクニックがいるということです。
(何も、ドリップは美味しくない、お勧めできないと言っているのではありません)
制約が多いんですね。
(制約が多いのは、実は、それはそれでいいんですけどね、
コーヒー好きにとっては)
家庭で飲むコーヒーの場合は、
煎り豆の段階で完成度を高めておいて、
抽出は簡単な方がいいと考えています。
ボクが、試飲の際、
コーヒープレスをあえて使用しているのも、
その考えからなんです。
煎り豆の完成度が高ければ、
コーヒーを淹れるのに工夫を凝らさなくても
OKなん(美味しく飲めるん)です。
ボクの店は、家庭でコーヒーを飲むためにある店です。
だからこそなんです。