2011年2月26日土曜日

品質、焙煎、鮮度

淹れ方は気軽に!自由に! のつづき・・・


見分ける?コツをいくつか。

①品質の良い悪い
 ・商品表示*が細かくなされているものを選ぶようにすること
  商品表示が細かくなされていれば、品質が高く、
  トレーサビリティがしっかりしている可能性が高い
   * 生産国、産地(農園)、品種、精製方法、収穫年など
    例 ブラジル セラード農園 イエローブルボン種100% パルプド・ナチュラル ニュークロップ 

 ・値段やブレンド名(ブルマン、ハワイコナなど)だけで選ばないようにすること
  値段が高いものが良いとは限りません。
  (でも、安いものの品質が良いことはまずないですね)。
 
②焙煎の良し悪し
 ・鮮度の重要性にまったく触れないのもどうかとは思いますが、
  "鮮度、鮮度" とやたら強調するのもどうかと思います。
  焙煎が適切*1になされていれば、豆の状態で涼しいところであれば、
  常温で2~3週間くらいおいておいても大丈夫なはずです。

 *1 生豆に含まれる水分を上手に抜いて、
    豆の内部から表面まで均一に火を通します
    煎りムラ*2を起こしていると煎り豆の劣化が早くなります。
 
 *2 煎りムラ
    (火力が強すぎるなどで)表面焼けしたり
    (火力が弱すぎるなどで)芯焼けしていたりすると 、
    ひとつの豆の内部に均一に火が通っていないことになります。

  
③鮮度のよさ
 ・ドリップして膨らむのは新鮮な証拠とされていますが、
  新鮮であれば美味しいかどうかは一概には言えません。
  上で言っているように、煎りムラを起こしているコーヒー豆は 
  鮮度がよいからといって、美味しいわけではありません。

 ・また、超新鮮コーヒーって  でも書いていますが、
   焙煎当日の豆は、まだおいしくないようです。
   焙煎当日の豆を、粉に挽いたら、もっとダメ。
   酸化(味の劣化)がより早まるようです。