2011年5月5日木曜日

こどもの日

最近、こいのぼりはおろか、
国旗にお目にかかることが少なくなった。

ボクが小さい頃は、
どこの御宅でも、
祝日(祭日)になると、 玄関先に国旗を掲揚していたものだが・・・
最近全く見かけなくなったなぁ~~。

結構、あれ、祝日という感じがしよかったのに。



前日の鮮度に関して、

 焙煎したその日のコーヒー豆は粉では販売しないのはなんでか?

の続き・・・。


簡単に言うと・・・
 コーヒー豆の持ち味は、焙煎直後では未だ出きっていない
 と考えているからです。

 焙煎したてのコーヒーは、
 ロースト香豊かで、ドリップした際の粉の膨らみも豊かですが、
 そのコーヒーが本来持ち得る味わいが未だ出きっていないようです。

 当店にご来店のお客様には、ご説明していますが、
 例えば、香りが独特なマンデリンやエチオピアなどは、
 焙煎したその日の豆の香りは、非常にローストの香りが豊かですが、
 マンデリンらしさ、エチオピアらしさが顔をのぞいていません。

 それぞれの特徴が顔を出すのは、
 だいたい焙煎して3~5日ほど経過したくらいからです。
 マンデリンなどは、2週間くらい経過すると、
 焙煎直後の無表情なフレーバーががらりと雰囲気を変え、
 独特の粘り気のある土臭(アーシー)満載となります。

コーヒー豆は、焙煎直後から酸化を始めますが、
ある期間・・・すなわち、上述のような、その豆本来のフレーバーが出始めて、
楽しめるあいだ・・・までは熟成していると考えています。

おおまかに考えると、
 酸化の過程の前半部分が熟成期間
と言ってもいいと思います。

この熟成している期間を過ぎると、
酸化がなお一層進み、酸敗していきます。
 → 胃にもたれるコーヒーです。
    世の中に氾濫しています。
    冷めると飲めた代物ではなくなります。
   

粉に挽いた場合、
この熟成期間が省かれてしまい、
酸化が急激に進んでいくと考えられます。

酸化曲線なる物が描ければ、
酸化の度合いが粉に挽いた時点から急上昇するわけです。

なので、
 焙煎して直ぐは、粉に挽きたくない(粉で売りたくない)
のです。


豆の場合は、
いったん熟成の過程をふむので、
その都度粉に挽いてお飲み頂ければ、
その時点の熟成された味をお楽しみいただけることになります。

なので、
 焙煎して直ぐでも、豆ならOK
なのです。

豆でご購入の場合は、 ご安心ください。
焙煎したその日でも、そこら辺りの事を説明をした上で
お求め頂いております。



鮮度!鮮度!
と言えば確かに、お客様の受けはいいでしょう。

しかし、そういった鮮度最優先・・・焙煎したてこそが、
おいしさの秘訣・・・の考え方だけでは、
ここで述べたことは、ちゃんと説明できません。

鮮度だけで、美味しさは語れない・・・ということです。