最近、こいのぼりはおろか、
国旗にお目にかかることが少なくなった。
ボクが小さい頃は、
どこの御宅でも、
祝日(祭日)になると、 玄関先に国旗を掲揚していたものだが・・・
最近全く見かけなくなったなぁ~~。
結構、あれ、祝日という感じがしよかったのに。
前日の鮮度に関して、
焙煎したその日のコーヒー豆は粉では販売しないのはなんでか?
の続き・・・。
簡単に言うと・・・
コーヒー豆の持ち味は、焙煎直後では未だ出きっていない
と考えているからです。
焙煎したてのコーヒーは、
ロースト香豊かで、ドリップした際の粉の膨らみも豊かですが、
そのコーヒーが本来持ち得る味わいが未だ出きっていないようです。
当店にご来店のお客様には、ご説明していますが、
例えば、香りが独特なマンデリンやエチオピアなどは、
焙煎したその日の豆の香りは、非常にローストの香りが豊かですが、
マンデリンらしさ、エチオピアらしさが顔をのぞいていません。
それぞれの特徴が顔を出すのは、
だいたい焙煎して3~5日ほど経過したくらいからです。
マンデリンなどは、2週間くらい経過すると、
焙煎直後の無表情なフレーバーががらりと雰囲気を変え、
独特の粘り気のある土臭(アーシー)満載となります。
コーヒー豆は、焙煎直後から酸化を始めますが、
ある期間・・・すなわち、上述のような、その豆本来のフレーバーが出始めて、
楽しめるあいだ・・・までは熟成していると考えています。
おおまかに考えると、
酸化の過程の前半部分が熟成期間
と言ってもいいと思います。
この熟成している期間を過ぎると、
酸化がなお一層進み、酸敗していきます。
→ 胃にもたれるコーヒーです。
世の中に氾濫しています。
冷めると飲めた代物ではなくなります。
粉に挽いた場合、
この熟成期間が省かれてしまい、
酸化が急激に進んでいくと考えられます。
酸化曲線なる物が描ければ、
酸化の度合いが粉に挽いた時点から急上昇するわけです。
なので、
焙煎して直ぐは、粉に挽きたくない(粉で売りたくない)
のです。
豆の場合は、
いったん熟成の過程をふむので、
その都度粉に挽いてお飲み頂ければ、
その時点の熟成された味をお楽しみいただけることになります。
なので、
焙煎して直ぐでも、豆ならOK
なのです。
豆でご購入の場合は、 ご安心ください。
焙煎したその日でも、そこら辺りの事を説明をした上で
お求め頂いております。
鮮度!鮮度!
と言えば確かに、お客様の受けはいいでしょう。
しかし、そういった鮮度最優先・・・焙煎したてこそが、
おいしさの秘訣・・・の考え方だけでは、
ここで述べたことは、ちゃんと説明できません。
鮮度だけで、美味しさは語れない・・・ということです。