2013年7月25日木曜日

水出し その1 ハリオ編


「ご家庭・職場で簡単にできる
                   本格的なアイスコーヒーを!」をテーマに

前回は、急冷式ドリップによる
風味豊かなアイスコーヒーの作り方を説明しました。


もう一つのおいしいアイスの作り方です。
それは水出しです!!

文字通り、常温の水で常温のコーヒーをつくります。

味の特徴は、
熱が加わらないため、雑味が抽出されにくく、クリアな風味で、
とても香り高いコーヒーを愉しむことができます。

抽出する仕組みの違いで2つの方法があります。
  1つは    浸漬式(漬け置き)
  もう一つは  透過式(ドリップ)
です。

ここでは、前者の方法を、
ハリオの水出しコーヒーポットを使って作ってみます。
コーヒー豆80gで8杯分(約1000ml)の水出しコーヒーを
8時間かけて作ります。

①中煎り~深煎りのコーヒー豆を使用する
コーヒー豆は、
急冷式ドリップの時のように、
必ずしも深煎りでなくてもOKです。

粉を入れるストレーナーに粉を
30gほど入れる。








②粉を湿らせる ← 水出しでとても重要な工程

 


水とコーヒーの粉(油)は
相性が悪いので、
 コーヒーのエキスを水で
しっかり出すため、
粉全体を湿らせます。


  



菜箸等で軽くかき混ぜます
(粉全体を湿らせるため)













これを2~3回くらいに
分けて行います












③水1000ml入れ、冷蔵庫に8時間・・・出来上がり!















水を人数分入れたら、
そのまま冷蔵庫で8時間。

出来上がった後、
粉を入れたストレーナーを
ポットの中に入れたままに
しないことです。
粉っぽくなってしまいます。

夜寝る前に作っておけば、
朝飲めますヨ。





浸漬式の水出しアイスの特徴は、
クリアで飲みやすいコーヒーが出来上がります。
良い意味でたとえると、麦茶感覚で飲むアイスとでも言いましょうか?

常温の水でコーヒーを出しています(熱が加わっていない)ので、
時間経過による味の変化が、
急冷ドリップに比べると少ないのが特徴です。
これは、次に説明する「透過式による水出し」にも共通します。

2013年7月22日月曜日

ハリオ急冷

6/5で説明しましたメリタ製のアイスドリップセットが完売しました。
再掲になりますが、
ハリオ製のアイスドリップセットを使用して、
風味豊かなアイスコーヒーを 杯分 作ってみます。

器具をセット
(一番上)
ハリオ円錐ドリッパー(黒)に、
円錐ドリッパー用のフィルター02と、
深煎りコーヒー豆を40~50gセット
(真中)
アイスストレーナー(白)に氷をぎっしり詰める。
抽出した熱いコーヒーが氷に接触し急冷され、
風味豊かな冷えたコーヒーが抽出される
(一番下)
冷たいコーヒーが抽出されるガラスサーバー
このサーバーは、抽出終了後、
フタをして冷蔵庫のサイドポケットに!

(左)ハリオ製円錐ドリッパー用フィルター02
(右) アイスストレーナー(白)
(手前)円錐ドリッパー(黒)













ドリップ開始


















熱いコーヒーの抽出液が、
アイスストレーナーに入れた氷を通して
下のサーバーに落ち始めています












2杯分ほど抽出されました。
氷はほとんど溶けていません














4杯分抽出されました。















まだ氷の多くが残っています。
4杯分抽出したら、
ドリッパーを外し出来上がり。












出来上がったアイスコーヒーは、
付属の蓋をして
冷蔵庫のサイドポケットへ!













急冷ドリップによる風味豊かなアイスコーヒーの特徴は、
キリッとした苦みがあることです。

冷たいコーヒーにキリッとした苦みがあると清涼感をより感じます。

その苦味は抽出直後は特に顕著で、コーヒーの風味も豊かです。
 一晩おくと苦みが丸くなりコクが出てきます。
それ以上時間が経つと、風味が徐々に弱くなっていきます。

 抽出後2~3日のうちにお楽しみ頂いた方がよいでしょう。

なお、深煎りの豆を使用しますので、
時間がたっても、いやな酸っぱさは感じないでしょう。
中煎りの豆を使用しますと、時間経過とともに酸っぱさが出てきます。
アイスコーヒーを保冷ポットに入れて外出(携帯)される場合、
バランスの良い深煎り豆を使用することをお勧めします。

2013年7月19日金曜日

家庭でできる本格アイスコーヒー


6/5の投稿記事急冷ドリップによるアイスコーヒーの作り方を説明しました。
 

遅くなりましたが、一部再掲も含め、
ご家庭でできる”簡単ながら本格的な”アイスコーヒーの作り方を順次説明します。

本格的なアイスコーヒーの作り方には、大きく2つの方法があります。
一つは急冷式ドリップ、もう一つは水出し。

 下の写真は、現在当店にある「家庭用のアイスコーヒー抽出器具各種」です。
      一番左:イワキ製 ウォータードリッパー(4杯分)
     中央左:ハリオ製 水出し珈琲ポット(8杯分)
     中央右:ハリオ製 急冷式アイスコーヒーメーカー(4杯分)
     一番右:メリタ製 急冷式アイスコーヒーメーカー(4杯分)

各種器具は当店で販売していますが、
他所でも手に入れることができます。

他所でなら、特にネットなら安く手に入るかもしれません。
が、当店は定価売りです。

定価売りですが、もれなくイイことがあります。
それは、抽出方法およびその手順、器具のメンテナンスなどの秘訣を
知ることができます(←ココ結構大事!)。


2013年7月15日月曜日

タイ・ドイチャン 好評完売!

報告が遅れました。

5月の下旬に、
当店では初となる 完全予約制にて限定40人の方に 
珍しいタイ・ドイチャン村のコーヒー豆を販売しました。

内容
    予約制にてタイの豆をご購入された方・・・40人
    店内でカフェとして楽しまれた方・・・3人

味の方はおおかた好評でした。
 特に柔らかくてソフトなコーヒーが好きな方々には
 非常に受けが良かったようです。
  → 店で緑&オレンジ色のキャップの瓶に入っている
          中煎り&中深煎りのコーヒー豆です

 コクがあり、程よい苦味が好きな方には、少々物足りなかったようでした。
   → 店で赤色キャップの瓶に入っている深煎りのコーヒー豆です


この豆、
水出しで淹れると、超~~甘い!!


私がひそかに”水出し博士”と呼んでいる当店の常連さんアクアAさん
ご自宅で、カスタマイズしたスペシャルな水出し器
丁寧に抽出したこのタイ・ドイチャンのコーヒーを持ってきてくださいました

それは、もう甘い!甘い!

タイ・ドイチャン村コーヒーのfacebookページです。
 https://www.facebook.com/DOICHANGCOFFEEFARM

2013年7月12日金曜日

生豆保存バッグの変化

ここ数年、生産国から送られてくるコーヒーの生豆の包装形態が変化してきています。
現在、以下に記述する3形態があります。

①麻袋
    コーヒー豆は、通常、麻で編んだ袋の中にそのまま直接生豆を入れて送られてきます。
  今月入荷した「タンザニア・マチャレ農園」の豆がそうです。

②麻袋+グレインプロ
  ここ3年くらい前から登場してきた方法です。
  
  麻袋の内側に、"グレイン(*)プロ"というビニール袋を入れた特別仕様です。
  
       (*)グレイン=穀物
  このグレインプロという袋は、スパイスや麦など穀物用の保存に使用されます。
  麻袋と違い、厚手のビニール袋なので湿気や温度に強く、
  外部からの酸素や水分の侵入や汚れ、麻袋の臭い、劣化などを防いでくれるようです。
  高級豆に使用される下記の方法"バキュームパック"よりも低コストで、
  効果もそれなりにあると考えられています。
   
  基本的には、下記③に準じた高品質豆に使用されるようになってきています。
  今月入荷のコロンビア、春先に販売した「コスタリカ・ハニー」や
   「ブラジル・ナチュラル豆(ハインニャ農園)」などがそうでした。

 ③アルミ袋(真空パック=VP)
       国際品評会で入賞した豆を中心に高級品のみで使用されています。
       5~6年くらい前から登場しました。
   今月入荷の「ブラジル・ナチュラル豆(サンタエレナ農園)」がそうです。

↓ 今月入荷した豆 3袋
(奥)=麻袋
 タンザニア・マチャレ農園60kg
     

(手前)=麻袋+グレインプロ(緑色の袋)
 コロンビア・サントゥアリオ農園 35kg×2














↓ 今月入荷した豆 1ロット =アルミVP(真空パック)


ブラジル・サンタエレナ農園30kg
(7.5kg×4パック)


     




 

2013年7月10日水曜日

ブラジル 高品質ナチュラル豆 第2弾 販売開始!


「ブラジル・ハインニャ農園」 に続く、

高品質ナチュラル豆の 第2弾
 「サンタエレナ農園」販売開始です!!

この農園のコーヒー豆は、
昨年の夏~年末にかけて販売しましたが、
その時の豆はパルプドナチュラル精製でした。

今回はナチュラル精製の豆になります。


これまで通り、中煎り、深煎りの両方を販売します。

味の違いを楽しんでくださいね!

2013年7月3日水曜日

ブラジル 高品質ナチュラル豆 第2弾入荷!!


「ブラジル・ハインニャ農園」 の高品質ナチュラル豆が、
大好評のうちに完売しましたが、
新しい銘柄のナチュラル豆が入ってきました。

昨年の夏~年末にかけて販売しました
「サンタエレナ農園」の豆です。
品種は、もうお馴染みになりましたが「イエローブルボン種100%」ですが、
精製は、昨年はパルプドナチュラル精製でしたが、
今回はナチュラル精製です。

これまで通り、中煎り、深煎り、まもなく販売開始です。
味の違いを楽しんでくださいね!


最近のブラジル豆の入荷を流れを簡単にかくと・・・

           農 園         品 種            精 製
2012年夏  ①サンタエレナ農園  イエローブルボン種100%  パルプドナチュラル
2012年冬  ②レクレイヨ農園    イエローブルボン種100%  パルプドナチュラル
2013年春  ③ハインニャ農園    イエローブルボン種100%  ナチュラル
2013年夏  ④サンタエレナ農園  イエローブルボン種100%    ナチュラル


①と④の違い
昨年のサンタエレナのコーヒーを覚えておられる方は、
精製の違い(*)による香味の違いを感じることができます。
     (*)農園と品種が同じで、精製が違う⇒パルプドかナチュラルか

③と④の違い

冒頭に書きました「ハインニャ農園」の味を覚えておられる方は、
産地(農園)の違い(*)による香味の違いを感じることができると思います。
   (*)どちらも品種(イエローブルボン種100%)、精製(ナチュラル)共に同じで農園違い

2013年7月1日月曜日

ブラジル・ハインニャ農園(ナチュラル)完売しました!

ブラジルの高品質ナチュラルコーヒーハインニャ農園」 

 酸味控えめ、甘みと濃厚感が特徴のナチュラル精製豆、
大好評のうちに完売しました。

パルプドナチュラル精製のレクレイヨ農園の豆と同時販売でした。

当店では、同一生産国のコーヒー豆を2銘柄扱うのは初めての試みで、
勇気がいりました。
しかも、2銘柄共、中煎りと深煎り合計4種類同時販売でしたので・・・。


レクレイヨ農園の豆もほぼ完売です。


次に登場するのは?
  またナチュラル?
  それともいつものパルプドナチュラル?


楽しみにしていてください!