2010年7月31日土曜日

焙煎の流れ・・・

焙煎は、大まかに以下のような感じで進める。

 ①釜の予熱・・・本焙煎をスムーズに進めるため、釜を暖める
 ②本焙煎と冷却・・・
   1つの銘柄ごとに「焙煎」を行い、煎りあがったら、
   その煎り豆の冷却を行う。
   これは、煎り豆内部の余熱でそれ以上ローストが
   進まないようにするため。
   1つの銘柄で、トータル20~30分くらい。
 ③釜の冷却・・・全ての焙煎が終わった後、釜を徐々に冷やす。


本焙煎の前後(①+③)でおよそ1時間ほど、
本焙煎(②)は、焙煎する銘柄の数により
トータルにかかる時間は変わる。
例えば、4種類のコーヒー豆を焙煎する場合、
煎り具合にもよるが(*)、トータルで3時間くらいかかる。

* 銘柄ごとの焙煎時間は、その銘柄の焙煎度合いにより違う。
  中煎り中深煎り深煎り極深煎り  と進むにつれて、
  焙煎にかかる所要時間が長くなる。

  ついでに言うと、焙煎すると目減りする。、
  中煎りの方が目減りが少なく、深煎りの方が目減りが多い。
  中煎りで10数パーセント、深煎りで 20パーセント前後減少する。

  例えば、3キロの生豆を焙煎する場合、
  煎り上がりは、およそ 2.6キロ(中煎り)~2.4キロ(深煎り) 前後になる。
  煎りが浅い方が、同じ原料(生豆)から多くの煎り豆を作リ出せ、経済的だ。

注意
  上記パーセンテージは決められた数字と言うわけではない。
  あくまで当店で行う焙煎を前提としたものである。
  下記のような状況により、数値は変わる。
        焙煎機の種類
        焙煎方法
        生豆のグレード など

                                      

2010年7月30日金曜日

夏場の焙煎

は、きつい。

それも年々、きつさが増してきているような気がする。
歳のせいか、猛暑のせいかは分からない・・・。

なにせ、釜の温度が200度以上になる。
その前に、数時間立ちっぱなし・・・。
立っているだけでなく、繊細な作業・・・
カロリーコントロール、ダンパー調整、
温度と時間調整・・・が必要で、集中力がいる。
あくびしながらでは出来ない。


夏場の焙煎は、汗をかくので、
作業効率を落とさないため、 最低限の準備が必要だ。

上着・・・綿のTシャツは × 。
汗だくで、作業効率が悪くなる。
山登りの時やジムで汗を流す時に使う
速乾性の(ドライの)シャツを着てやっている。
これだと汗がべとつかない。

下も同じように、
通気性の良いトレーニングパンツ(夏はハーフ)を履いて焙煎する。

焙煎した後は、シャワーを浴びないと・・・
そのままでは、とても接客出来ない。

あ~~ぁ、早く涼しくなって欲しいもんだ・・・。

2010年7月28日水曜日

歳とともに考えが・・・

最近思う・・・。
年とともに、 ものごとに対する考え方が変わってきたと・・・。

会社にいた頃は、とにかく仕事が最優先だった。
なので、生活は仕事優先、仕事中心。
男はみなも同じかもしれない・・・。
それが生きがいでもある・・・。
結果、プレイベートを中心に
多くのことを犠牲にした(かもしれない)。


でも今は違う。
家族のことも考えるようになった。


サラリーマン時代のある日、
クライアントの方と打ち合わせをしている時、
クライアントの方に、
「○○さん(ボク)は、”飢えた狼”のような目をしているね・・・」
と言われたことがある。
その方は当時50代くらい、ボクは30代前半。
20くらい年上の方だ。

いつも全力投球がボクのスタイル。
遊びも仕事も。
それゆえ、今にも噛み付きそうな目つきをしていたのかもしれない・・・。
それゆえの"狼"なのか・・・?
 ← 因みに・・・
   その頃のボクは、口ひげとあごひげの両方がありましたので、
   今よりも多少貫禄がありました、きっと。
   今では、狼のような迫力はまったく影を潜めています。

しかし、何事も全力投球と言うのは、
今もあまり代わりはないカナ・・・。

               

2010年7月25日日曜日

生まれは愛知、育ちはアイスノン?

ボクは生まれは愛知県。
一宮の高校、そして岐阜の大学に通い、就職で東京に移住。
大都会東京で20年近くを過ごした。
東京では、一応、サラリーマンを12年ほどやり、
その後、コーヒーの勉強を7年ほど。

コーヒーの勉強を終えて、
諸事情でここ豊明に移住してきて、
もうすぐ6年になろうとしている。

ボクは海外で生活したことはないけど、
1ヶ月ほどアメリカを一人旅したことが2度ある。

そんな時、ホームシックには、不思議とかからない。
が、1ヶ月もいると、日本食と日本語が懐かしくはなるのは、
やっぱり日本人なんだなぁと痛感した。

長旅などで、枕や寝床が変わっても、
どこでもいつでも寝られるのは、 ボクの特技のひとつ!

極端な例が、夜行列車。
中央アルプスに登山に出かけるときは、
大体、夜、新宿を出発した。
朝方、松本に到着するのだが、
列車に乗っている間は、当然、深夜なので寝る。
しかし、何せ、自由席は満席状態。

4人の席に4人寝るわけにはいかないので、
当然、座席で2人が寝る、
座席に寝そべるわけだ。
その日の朝から登山なので、
ちゃんと(?)寝ておいたほうがいいから…

残りの2人は、(列車の)床・・・座席の間の狭いところと
通路・・・に寝ることになる。
断然、座席の間の方が安全だ。
車内は消灯されるので、通路で寝ていると、トイレに行く人達に・・・
しかも、登山靴を履いた・・・。

なぜかボクは、いつも床、しかも、通路に寝る羽目になる。
別にいじめにあっていた訳ではない。
どうやらそういう役回りらしい。
当時はそれでも寝られた。

そんなボクも、年々歳をとり、
眠りが浅い時もあるようになってきた。
このところの熱帯夜がそう。

この 熱帯夜に欠かせないのが、”アイスノン”
ボクは、昔から冷暖房が・・・特にエアコンが・・・嫌い。
扇風機もあまり好きな方ではない。

東京で過ごした20年。
アパートの部屋では、
エアコンと扇風機が活躍することはほとんどなかった。
 (扇風機は持っていなかった)

が、やはり、暑いことには変わりはなく、
夜寝る時だけは、この”アイスノン”が大活躍するのだ。
日中、冷凍庫の中で凍らせておいた”アイスノン”
タオルで巻いて、 枕にして寝るのだ。

大概は、朝まで凍っている。
もう25年ほど愛用している。
今も欠かせない。
今は、うちの嫁さんも愛用者だ。

                        

2010年7月24日土曜日

遠くからのお客さん

この春、
関西方面に就職した”可否naYさん!

先日、連休を利用して帰省され、
就職後、初めて当店によってくださった。
およそ4ヶ月ぶり。

豊明を離れられて以来、
通販でご注文を頂いていたのだが、
こうして帰省されたおり、忙しい合間を縫って店に寄ってくださった。
楽しいひととき・・・。

慣れない土地・・・
初めての一人暮らし・・・
初めての 就労・・・
大変だ。
が、人間力upには良い経験になるでしょう。



25年前の自分を思い出す。
初めての東京での一人暮らし
 (大学は岐阜で、自宅から通っていた)
初めての就労・・・バイトとは違う
何もかもが新鮮。
生きる喜びに満ち溢れていた頃だ。


これから、いろいろなことを経験し、
いろいろの人と出会い、
ひと皮もふた皮もむけた、
素敵な大人になっていかれるでしょう・・・
コーヒーはその傍らにひっそりとあればいい・・・。

”可否naY”さん、頑張ってね!!

                       

2010年7月22日木曜日

鮮度・・・熟成と酸化


コーヒーは不思議な飲み物で、
 日によって味が違う。
 気分や体調によっても味が違う。
 淹れる方法・器具によって味が違う
 淹れる人によって味が違う
(もっと言うなら)
  同じ人が淹れても、その時々で味が違う

コーヒーは生きている。
日々変化している・・・摩訶不思議!!


当店は、コーヒー豆を生豆の状態でで仕入れ、
それを焙煎機で焙煎して、煎り豆の状態にして販売する
自家焙煎コーヒーの豆売り専門店だ。
豆は量り売りしている。
単位は、100g、250g、500g。

良い豆=自分の好みのコーヒーをみつけて、
それを自宅や職場で、
気軽に淹れて、 気楽にガブガブ飲むのが
”うま珈”流のコーヒースタイル

例えば、500gのコーヒー豆を買う。
最初の一杯と最後の一杯は同じ味ではない。
コーヒー豆は、時間と共に、熟成~酸化 していっている。

酸化が進んでいるといっても、
   最初の一杯が美味しい
   最後の一杯が美味しくない
というわけでもない。

酸化と同時に熟成しているから。

正確に言うと、
 ①焙煎 ②熟成 酸化
   ③の酸化は  酸敗を意味します。
            巷にあふれかえる胃にもたれるコーヒー
             通称虐げられたコーヒー豆”
という行程になると考えていいと思う。
②と③は同時進行している。


問題は、熟成と酸化の程度。
その熟成と酸化も、豆や焙煎によって、
その状況は一様ではない。
古い生豆を焙煎した場合や、
良質な生豆であっても、焙煎が適切に行われていない
コーヒーの煎り豆など、
いわゆる”良くないコーヒー”は、鮮度劣化=酸化が早いと
考えてよいと思う。

飲み頃とよく言うが、
これは熟成の段階まで(①~②)と考える。

これを期間に置き換えるのが難しいわけだ。
豆の状態であれば、この期間が長くなるし、
良い焙煎であれば、同じように期間が長くなる。

なので、焙煎して何日と言う数字だけでは、
そのメカニズムをとても表しきれない。

新鮮だが焙煎の悪いコーヒー豆より、
少し古いけど、焙煎の良いコーヒーの方が美味しいわけだ。

あるお店の焙煎翌日の豆より、 違う店の焙煎10日後の豆の方が、
美味しかったりすることがあるということ。

厄介と言えば厄介。
                            

2010年7月16日金曜日

高級ケニア豆 限定30キロ 完売!

東アフリカ産 ケニアの高品質コーヒー
 ”キアンドゥ農協”の豆 限定30キロ 完売しました。

中煎りと深煎りの2種類をご用意しましたが、 どちらも好評でした。
ありがとうございました。

香味(味わい)に共通しているのは、
  さわやかさ、濃厚なコク、とろみ
でした。


★ケニアコーヒー豆事情・・・
ケニアの良い豆はなかなか手に入りません。
良い豆の多くはヨーロッパに行ってしまいます。

なぜなら、日本では、キリマンジャロ・・・ 本来、”タンザニア”
表示すべき・・・が圧倒的に知名度があり、売れるので・・・。
ケニアの注目度が低いのが現状です。

コーヒー豆の世界も、何だかんだと言って、
名前で売れるんです。
  ブルマン・・・
  ハワイコナ・・・
  モカ・・・
  キリマン・・・

ケニアは、高品質コーヒーの産出国で、
ケニアの良い豆が日本に入ってくると、 すぐになくなってしまいます。
今回のキアンドゥ農協の豆も最後でした。

次はどんな良いのが確保できるか…
今から、楽しみでもあり、不安でもあり…。
 → 干ばつ でも書いたように、
    東アフリカの干ばつの影響もあるし・・・。



             

2010年7月15日木曜日

大人買いのコーヒー好き!!

先日、半田市在住の常連さん”クラシコM”さんがいらした。

この方は、
音楽、アルコール、その他全般に造詣が深い方。
だから話が面白い。

”クラシコM”さんの職場には、コーヒー好きが多くいらっしゃり、
皆さん(一部?)、当店のコーヒーをご愛飲くださっている(ようです)。

その職場の他の方が当店でご購入頂いた
「ケニア・キアンドゥ農協*(深煎り)」を飲んで
「美味しかった」とのことで、
”クラシコM”さん、わざわざ、半田から買いに来てくださった。

 * 当店で現在、30キロ限定で販売していますが、
   まもなく完売します。

ご注文は、
     ケニア 中煎り 500g
     ケニア 深煎り 500g
     アイスブレンド500g   もちろん全て豆
という大人買い!!

当店は、”クラシコM”さんのように、
大人買いする方が 決して少なくない。
大人買いする方は、コーヒーが本当に好きな方ばかり。
こういう方は、ホントたくさん飲むので、消費が早い。
なので、鮮度を考えなくてよい・・・夏でも豆の状態なら、
常温保存OKということ。
500gでも、豆を熟成させながら、
味の変化を楽しめ、美味しく飲める・・・。


ボクも、もともとコーヒー大好き人間なので、たくさん飲む。
たくさん飲むので、100g単位でコーヒーを買わない。
(買ったためしがないとは言わないが)
直ぐに無くなってしまうから。


だから、ボクは、
ボクの店が、

 そんな大人買いする
   コーヒー好きにとって、なくてはならないお店

になればと思っている。


当店で 
  250g 500g がお値打ち
なのは、このためです。

  250g・・・100g単価の10%引き
          つまり225gの価格
          25gサービスしています

  500g・・・100g単価の20%引き
          つまり400gの価格
          100gサービスしています

当店で、
  コーヒー豆 500g は、1,600円~2,000円 ほど
でご購入頂けます。


  皆さん、暑い夏は、
     コーヒーをブラックで、
      (懐を気にせず)
         すっきり、 しゃっきり がんがんいきましょう!!
                                                                        

2010年7月12日月曜日

好きなことを仕事にする

久しぶりの更新になりました。


とあることをきっかけに、
ふと、こんなことを考えてしまった!!
   自分のやりたいこと(やりがい)
   仕事、
   家族、
   病気、
   死・・・


本題にはいりたい。

脱サラして、好きなことを仕事にしているボクは、
たまに、お客さんから
 「夢を実現してうらやましい」 とか、
 「好きなことをして生きていけるなんてかっこいい」  とか
いうようなことを言われる。

好きなことをやって、食べていける!
これは確かに素敵なことに違いない・・・。


ボクは、今や独身ではないが、
開業当時は独り身だった。
サラリーマンにしても自営にしても、”独り身”は気楽だ。
何事も自分次第だから・・・。
今、結婚しない人たちが増えているのもこの理由から?


自営(独立・開業)に関して言えば、
独り身であれば、
ちょっとした勇気と、
ちょっとした(?)お金さえあれば、
好きなことは、誰でもいつでも始められる。
すべて自分次第・・・。

一度きりの人生・・・死に直面してからでは遅い。


しかし、家族がいると、そう簡単には事は運ばない。
背負うものが多くなる。

生活をかけて始めた事業に失敗すれば、
家族を巻き添えにする。


サラリーマンの場合、
  同じ時間に起床して、
  同じ時間の電車やバスに乗って、
  同じ時間に仕事して、
  希望に満ちて入社したのにも拘らず、
  やりたくないことやらされて(←この言い方、だめ)・・・

しかも、家族がいる場合は、更に大変。
家族のためにやりたくないことやって・・・。
会社を辞めたくても、簡単には辞められない。


 世のお父さんたち  
    そして、
 女手ひとつでお子さんを育てているお母さんたち

に、ちょっと言いたい!


「自分の好きなことを仕事にしている」うんぬんではなく、

 誰かのために、家族のために、
   一家の大黒柱として、頑張る!働く!! 

      これって、本当にカッコいい


                                                                 

2010年7月5日月曜日

リセット? ターンバック?

この前、嫁さんが、
 「人生の中でリセットしたいこと」ってある?
と興味深そうに聞いてきた。

(その作戦には乗らず)
 「もう一度あの頃に戻りたいと言うのはある」
とこたえた。

そのあの頃と言うのが、 先日書いた、
   高校時代・・・野球に熱中していたあの頃
のことだ。

ボクは、中学の3年間も野球に明け暮れたが、
なぜか、高校時代のことのほうが記憶に残っている。

なぜだかわからない・・・
より今に近いからなのか、
夏の大会(愛知県大会)でベスト16に残ったからなのか、、
監督がすごかったからなのか・・・。

ボクが在籍した高校は、
開校100年に近い伝統ある公立高校で、
グランドも広く、 部員の数もものすごく多かった。

ボクが入った当時の野球部には、100人ほどの部員がいた。
1年だけで50人ほど入部した。

 一塁側の木製のベンチ・・・
 その後ろにある 木造のクラブハウス・・・
 クラブハウスの横にあるブルペン・・・
 大きなバックネットとその裏にある木々・・・
 三塁側裏にある工場・・・

その高校があるのは、
現在、ボクが住んでいる豊明ではないので、 すぐには行けないが、
近いうちに行って見てみたいなぁ・・・


                                       

2010年7月3日土曜日

デジタル音痴!?

ボクは携帯が苦手!
パソコンも得意じゃない。

特に、携帯のありがたみがあまり分からない。
携帯がないと生きて生きないという若者が増えているらしい。
信じられない。

携帯を初めて持ったのが5年前・・・お店を始めるとき・・・という話をすると、
嫁さんも含め、みなに驚かれる。

いまだに携帯の電話が鳴った時、
受話器を取ろうとして、切ってしまったりする。
時代遅れもイイトコ。


ブログを書くだけで手一杯。
アップアップで酸欠状態なのに・・・
最近では、i-phoneだの i-padだの i-podだの←あってるかな?
twitter だの、ブルーレイだの、地デジだの・・・・
世の中どこへ行くのか??

だいたい、レコードやカセットテープから
CDに変わる時に、画期的でとてもついて行けなかったのに・・・

そんなボクは、今でも
   VHF(ビデオテープ)
   カセットテープ・・・エアチェックといって、
              昔FM音楽番組を録音した・・・
は捨てられない。

何だか情けなくもあるが・・・

                   

2010年7月2日金曜日

うれしい来客・・・

昨日、うれしい来客が・・・
もう4年ぶりになるだろうか?


出産ラッシュ・・・子供がいっぱい・・・
で書いた、
横浜在住の”フジPH”さんの旦那さんが、
出張の途中、わざわざ当店に寄ってくださった。
部下の方とご一緒に。

店の中でアレコレお話していると、
昨夏、第一子のお子さんをご出産されて、
只今育児に奮闘中の奥様から
旦那さんに電話が入り、
リレーで、ボクもお話させて頂いた。

(携帯)電話の向こうの奥さんの声は、
相変わらず元気な声で、こっちも元気をいただける。

もともと元気だけが取り柄のボクだが、
更に、元気をいただけちゃのだから恐れ入る・・・


しかし、ほかの人の携帯を触る時、 結構緊張する。
なぜかと言うと、
ボクは、携帯電話などを含むデジタル機器に
全くといっていいほど疎いから。



話を戻して・・・っと。

このご夫婦、
当店に一度だけお越しになった後、
転勤で関東地方へ引越しされてしまった。
もう4年以上も前のこと。

旦那さんは、相変わらず忙しいようで、
その後も、関東圏内で2回ほど転勤されているらしい。

今回の旦那さんのご来店は、
その忙しい合間を縫ってのもので・・・。
ありがたい!ありがたい!



世の中に目を転じてきると、まだまだ、、

  コーヒーなんて何だってイイ
  インスタントで十分

と言う方は多い。

特に、当店が立地するここ東海エリアは、
喫茶店(モーニング)文化が根付いているので、
喫茶は好きだが、家でコーヒーを楽しもう・・・と言う人は
決して多いとは言えない。


しかし、”フジPH”さんのように、
当店のコーヒーを気に入ってくださり、
遠くからわざわざ電話で注文を頂いたり、
出張の途中で、忙しいのに店によっていただける。

ほんと、嬉しい限りだ。

元気だけでなく、勇気、やる気、が出る!出る!
「接客業をやっていてホント良かった」
と思える瞬間だ。

                       

2010年7月1日木曜日

高校時代は・・・

甲子園めざして、白球を追いかける毎日。
 ホント毎日・・・1年365日練習の日々。
 厳しかったけど、楽しかった。
 本当に野球が好きだ(った)から・・・。


昨日書いた 悔し泣き の続き・・・。

試合に勝って、うれし泣き・・・
試合に負けて、悔し泣き・・・
 どちらかと言えば、悔し泣きの方が多い。


春の県大会のある試合・・・ ボクが2年の時。
尾西方面にある工業高校との因縁の試合だ。
なぜ因縁かと言うと、
実は、前大会で同じチームと対戦し、
その時、代打で出たボクの”3塁打”でサヨナラ勝ちした同じ相手。
 (相手チームもそのことはよく分かっている)

この試合で、3年の先輩に混じって、
スタメンに名を連ねたボクは、全くいいところがなかった。
同じ投手相手に、ボクは返り討ち・・・全く打てず・・・にあい、
しかも、競った展開で、走者2塁のピンチの時、
ライト前ヒットを打たれ、ライトを守っていたボクは、
これまでのふがいなさを挽回するため。
(イチローよろしく)右翼からレーザービームで
2塁走者を本塁で刺したと思った・・・
その瞬間・・・
審判のコールは、無常にも ”セーフ”

われらが(ドカベンのような)キャッチャーが、
高校球児であることを忘れたかのように、怒った1怒った!
当の選手・・・キャッチャーとランナー・・・が一番よく分かっている。
しかし、判定が翻ることはない。
これで負けた!

整列して・・・挨拶を交わして・・・着替えて・・・
その間、涙が止まらない。
悔しくて悔しくてタマラナイ!


仲が良かった、ドカベンのようなキャッチャー
通称”弁当箱” (←あだ名・・・弁当箱のように顔が四角く大きかったから) と
家に自転車で帰る道すがら、悔しくて悔しくて、大泣きし続けた。



そのことが、 なぜか翌日、
まったく関係ない担任の先生に知られていて、
とても恥ずかしかった記憶がある。



そんな他愛もない、どこにでも転がっているような話だが、
今でも鮮明に脳裏に焼きついている。
もう、30年以上の前のことなのに・・・。

心の底から、いろいろなことを
自分だけでなく、仲間と共有し分かち合える。


だからスポーツは素晴らしい。

サッカー ワールドカップを観てふと想い出してしまった・・・