2013年7月12日金曜日

生豆保存バッグの変化

ここ数年、生産国から送られてくるコーヒーの生豆の包装形態が変化してきています。
現在、以下に記述する3形態があります。

①麻袋
    コーヒー豆は、通常、麻で編んだ袋の中にそのまま直接生豆を入れて送られてきます。
  今月入荷した「タンザニア・マチャレ農園」の豆がそうです。

②麻袋+グレインプロ
  ここ3年くらい前から登場してきた方法です。
  
  麻袋の内側に、"グレイン(*)プロ"というビニール袋を入れた特別仕様です。
  
       (*)グレイン=穀物
  このグレインプロという袋は、スパイスや麦など穀物用の保存に使用されます。
  麻袋と違い、厚手のビニール袋なので湿気や温度に強く、
  外部からの酸素や水分の侵入や汚れ、麻袋の臭い、劣化などを防いでくれるようです。
  高級豆に使用される下記の方法"バキュームパック"よりも低コストで、
  効果もそれなりにあると考えられています。
   
  基本的には、下記③に準じた高品質豆に使用されるようになってきています。
  今月入荷のコロンビア、春先に販売した「コスタリカ・ハニー」や
   「ブラジル・ナチュラル豆(ハインニャ農園)」などがそうでした。

 ③アルミ袋(真空パック=VP)
       国際品評会で入賞した豆を中心に高級品のみで使用されています。
       5~6年くらい前から登場しました。
   今月入荷の「ブラジル・ナチュラル豆(サンタエレナ農園)」がそうです。

↓ 今月入荷した豆 3袋
(奥)=麻袋
 タンザニア・マチャレ農園60kg
     

(手前)=麻袋+グレインプロ(緑色の袋)
 コロンビア・サントゥアリオ農園 35kg×2














↓ 今月入荷した豆 1ロット =アルミVP(真空パック)


ブラジル・サンタエレナ農園30kg
(7.5kg×4パック)