2013年9月12日木曜日

リアル店舗と通販

ネット通販・・・
利便性と安さを追求してネット通販が隆盛を極めている(そうです)。
ボクは私生活ではほとんどしません・・・時代遅れ・・・
でも決して変人ではありませんよ。


その一方、リアル店舗はというと・・・
日本全国どこへ行っても同じような店ばかり。
そこにはひと肌暖かいぬくもりを感じることができない(と思う)。

そのようなところ(同じような店)が
あってももちろん悪いわけではないけれど、そんな店だらけになったら・・・

昔は近所には、
 八百屋さんがあって、
 肉屋さんがあって、
 お豆腐屋さんがあって、
 魚屋さんがあって・・・

今は、周りを見ると駐車場だらけ・・・
そこには、本当に必要なの?と思うくらいの車・・・車・・・・車・・・
そんな状況を見ていると、
社会全体が、本当の意味で豊かになったようにはとても思えない。
それは何も日本だけではないと思う(けど)。

ボクは
自家焙煎のコーヒー豆を販売する店を営んでいる。
  自家焙煎珈琲豆挽き売り店というやつです。
  挽き売り店は自家焙煎が当然で、
  それは”ウリ”でも何でもなく当たり前なんです。
  屋号に自家焙煎と謳っていないのはそのためです。
  当たり前だから当たり前のことをわざわざ誇示しないのです。

  パン屋さんがその場でパンをつくっているのは当たり前です。
  ケーキ屋さんがその場でケーキをつくっているのは当たり前です。
  皆、自家製=工場直売です。
  コーヒー豆も同じ。
  町のコーヒー豆屋さんは、自家製=自家焙煎なんです。

前置きが長くなりました…
うちの店は通販もやっていますが、基本は対面販売の店です。
ご来店のお客さんは、
このむさくるしい店主(ボク)を前にしながら、
  実際に商品を見て・・・
  豆の香りを嗅いで・・・
  実際、試し飲みしてみて・・・
いろいろ確かめながら、
話をしながら買い物をします。
そこには、
  音楽をコンサートホールやライブハウスで楽しむような、
  映画を映画館で観るような
  プロスポーツ競技をスタジアムで観戦するような
そんな興奮と感動があるはずです。
イヤッ、そのような店であるべきだと・・・・。

その時のワクワク感・・・大事だと思うんだけどなぁ・・・
そんな醍醐味が失われた社会(まち)は、なんだか寂しい気がする・・・自分だけかな?