2013年9月9日月曜日

豆は見かけによらないんです

もちろんコーヒーの豆のことなんですが・・・

つい最近、久々にお客さんから聞かれたこと
  以前にもこの話題は触れたことがあるかもしれませんが・・・

結論から言うと、
 豆の大きさは美味しさとは無関係 !!
 もちろんコーヒー

今でも覚えています、開店当初のこと。

見知らぬ(初来店の)お方が、
いきなり、コーヒー豆を入れて陳列してある保存瓶・・・グァテマラ・・・を取り上げて、
というよりつかんで豆を凝視!

そして・・・のたまった言葉が粒が小さいね~~
と言って何も買わずに出て行った。
かなり失礼なヤツ! ←すみません乱暴な言い方で・・・


おそらく、こうだ (良い方に解釈して)・・・

その方が通っているであろう店のひと(店員?店主?)から、
 「豆が大きいほど(価格、グレード)が高いんです」

それを、その方が、
 「豆の大きさが大きいほど美味しい」
と受け取ったのであろう。



コーヒーが生産国から消費国へ輸出される際、
各生産国ごとに輸出規格なるものが決められていて、
豆粒の大きさ(スクリーンといいます)が大きいほど見栄えがするので、
高規格とされ高値で取引されます。

先のグァテマラの豆は、
当店では開店以来ず~~と
ブルボン種(*)と言う品種100%の豆を使用しています。
 (*)一般的には高品質でおいしいとされている3大在来種のうちの1つ

このブルボン種の特徴は、
豆が小さく、丸く、コロコロしているんです。
小さいから味が悪いなんてとんでもなく、
甘みを伴う濃厚感があってとっても”いいん”です。

豆の見かけ・・・いわゆる、豆面・・・は非常に多くのことを語ってくれます。
生豆も煎り豆も。

美味しいコーヒーの豆ってやはりどことなく美味しそうな豆面しています。
色艶、しわの伸び、センターカットの開き(閉まり)具合・・・

でも、見かけ美味しそうでも、美味しくない場合も多々あります。

人もそうですね。
人は見かけによりません。

豆も見かけによりません。