2010年6月11日金曜日

グリフィーがイチローの心の扉を・・・・

ケン・グリフィー・ジュニアが
シアトル・マリナーズに欠かせない選手である理由は?

News Tribune 紙の記事によると、
グリフィーとイチローの関係について、
こう語っている。


2004年以来となる好シーズンを過ごしているイチローは、
News Tribune 紙の取材に対し、
マリナーズのクラブハウスにいるのが
こんなに嬉しいのは久しぶりだと認め、
それは全てジュニアのおかげだと語っている。

イチローはこの2、3年、チーム内で孤立していた。
シアトルに来た当初は、
キャメロンやブーンといったチームメイトが
彼に手を差し伸べてくれ、
イチローはチームの一員として過ごせていた。

しかし、こうした経験豊富な選手と入れ替わった
若手の選手たちは、イチローと気持ちを通わせようとはせず・・・

そんな状況をいい意味で崩してくれたのが、
地位と人柄とを兼ね備えたジュニアだった。


実際、昨シーズンのマリナーズを追いかけていた人は、
ジュニアがイチローをからかったり、 抱きついたり、
くすぐったりしている場面を目にする機会が多かったと思う。

さらに、ふだんはあまり話したがらないイチローは、
ジュニアとの関係について、こう語っている。

「ジュニアは、僕の扉を開いて、
 僕が僕らしくいられるようにしてくれた。
 ジュニアといられることは奇跡に近い。
 僕らの関係は特別な、 僕がこれまで
 経験したことがなかったようなものだ」

一方、ジュニアも、 イチローについて、
そしてこの2大スターの息が合っている理由について、
次のように語っている。

「僕らが友人になった理由はただひとつ、信頼だ。
 僕は彼に友情以外の何も求めていないし、
 それは彼も同じ。 不純な動機は何もない。
 ただ彼の友人でありたいんだ。 下心なんてない。
 どちらにとっても、めったにない関係なんだよ」