2011年6月6日月曜日

ハンドピック

の嵐・・・

昨晩、閉店後、5釜焙煎したので、
その仕上げを朝から大急ぎで行った。
自家焙煎コーヒー豆屋の仕込みの最終段階だ。

コーヒー豆を焙煎し、
そのあと商品になるまで、
もうひと手間加えなくてはいけない。

焙煎したストレートの豆を フルイ の上に広げ、
色合い、形などが揃っているかどうか確かめる。

味に不具合が出そうな豆*1をその中から一粒一粒除外する。
この作業をハンドピックという。

*1 煎り具合が揃っていない豆*2*、(恐怖の)発酵豆、
   欠けてしまった豆、こげた豆 などなど

*2 元々生豆の熟成度合いが違う・・・未完熟、完熟、過完熟・・・場合や、
   精製ムラを起こしている場合などが原因

ハンドピックによってどれくらいの豆を除去するかと言うと、
生豆のグレードや生産国、焙煎の度合いなどによっていろいろ。
おおかた、2~10%程度除外する。

当然ながら、除外すればするほど、
仕入れた生豆から商品となる煎り豆の量が少なくなる。
即ち原価率が高くなる。

商売のことを考えると、
あまり捨てないほうがいい。

しかし、
味の事を考えると、
捨てなければならない。


ボクはどちらかというとたくさん捨てる。
捨てるといっても、
商品となる豆にはしないと言うだけで、
廃棄してしまうわけではない。

なるべく活用するよう心がけている。
主には、この2つ・・・

(通称)まかないコーヒー
  ・常連さんを中心に、無料サーブしているコーヒーに使用します。
  ・ 捨てる豆で抽出しているので、味の保証はしていません。
   (常連さんにはご理解いただいています)

消臭剤(脱臭剤)
  ・トイレ、下駄箱、ダストボックスなど活躍します。
   特にこれからの季節は!
  ・無料で差し上げています。
   店の入り口脇においてあります。
   ご自由にどうぞ!