昨日(日曜)、閉店前の夕方、
2組の親子連れの常連さんがお越しになった。
最初は、お父さんと中学の息子さん(男同士)。
このご家族、家族揃ってコーヒー好き・・・。
当のお2人もさることながら、
奥さんも高校生のお兄ちゃんもコーヒーを飲まれる。
そのお父さんと息子さんがお帰りになる少し前に、
今度は、違うお母さんと娘(長女)さん(女同士)の親子連れ。
このご家族も、家族揃ってコーヒー好き・・・。
旦那さんも下の妹(次女)さんもコーヒーを飲まれる。
この2つのご家族に共通しているのは、
ご夫婦もお子さんたちも
みな
コーヒーが好き ブラックで飲む
だ。
本当にコーヒーがお好きなご様子で、
ボクもそんな方たちとちょっとした時間を共に出来るのは、
とても嬉しい。
そのお客さん、特に、親御さんと一緒に来て、
コーヒーをブラックで飲む年頃のお子さんたちを
見てふと思ったこと・・・
当店にあるコーヒーは、いわゆる ”普通の”コーヒー(*)だ。
普通のコーヒーなので、余計なことはしていない。
余計なことをしていないので、余計な味はしない。
余計な味がしない分、毎日たくさん飲んでも飽きがこない。
(*):普通のコーヒーって
当店は自家焙煎のコーヒー豆売り専門店。
コーヒー豆は、当年に収穫されたニュークロップを使用し、
それを自分の手で少量焙煎し、フレッシュなうちに
販売するスタイル。
やる事はシンプルだが、
良い素材を仕入れ、 よいものをつくるために手間をかける。
手間をかけてつくりだされたコーヒーの煎り豆は、
生豆に火を通しただけの自然食品といえる。
このような飽きがこない自然のやさしさ、美味しさに、
中学や高校の頃から接していると、
世の中に出回る”虐げられたコーヒー”では
決して満足は得られないように思う。
ボクは、
このお子さん達が、
この先成長して大きくなっても、
気軽に、普通のコーヒーが飲めるよう、
そして、
ますますコーヒーが好きになるよう、
絶え間なく前を向いて、 より良いコーヒーづくりに励んでいきたい。
そう思った次第だ。