前回の続き・・・
コンゴのコーヒーを
ドリップとプレスで抽出して、
それぞれの味わいにどのような特徴があるか比べてみた。
・使用した豆・・・コンゴ・ピーベリー
・ドリップ抽出・・・メリタ・ドリッパー 32g220ml
・プレス抽出・・・ボダム・プレス 20g250ml
①メリタドリップ
飲んだ瞬間、深煎りの苦味・コクは感じるものの、
切れ上がりがよく、スッキリとした後味
②プレス
深煎りの苦味があるものの、
その苦味を柔らかなボディが包んでいるような印象
その余韻が鼻腔の辺りで続く
大まかにいうと、
①ドリップらしいサッパリ感
②プレスらしいふくよか感
と印象が分かれるが、どちらも、おいしく頂けた
もう少し細かく言うと、
苦味とコクおよび濃厚感はプレスの方がある。
酸味はメリタの方がある。
深煎りが好きな方は、プレスに軍配があがるが、
ユニークな深煎りと言う意味ではメリタj。
テースティングしたコンゴ・・・
プレス抽出で良い味が出ていたので、
素材が上質である
適切に焙煎されている
ことは間違いないことが分かった。
← 勉強させて頂いたボクが言うことではないけど・・・
結論
★本当に良いコーヒー(*)は、どのように抽出してもうまい。
抽出の仕方、お湯の温度、粉の挽き方などに自由度が高いということ
簡単に言うと、本当に良いコーヒーは抽出方法を選ばない(限定しない)
ということ。
★抽出の仕方によって、おいしさが変わること
「ドリップしかダメ」とか、「プレスが最高!」というのは、
コーヒーを広く楽しむ上では、喜ばしいことではない。
ここで、注意しなければならないことは、
あくまでも良いコーヒー(*)が前提であること
それぞれの抽出方法には、それぞれ、それ相応のポイントがある
という点だ。
(*)良いコーヒー とは?
①素材が良質であること・・・生豆のグレードガ良い
②焙煎が適切に行われている
③鮮度がよい
この3点が程よいバランスでそろっていることが大事。
逆に言えば、
「鮮度がよければOK」というわけではないし
「焙煎が上手であれば全てよし」かといえばそうではない
「生豆のグレードが最高」であってもおいしいとは限らない
結局のところ、何が言いたいかというと・・・
お店でもこのブログでもうるさいほど言っていますが、
コーヒーは抽出の違いによって味が変わる
↓
抽出の仕方を限定すると、嗜好品を楽しむ幅が狭まる
ドリップ命、プレス至上主義・・・いづれもすすめられることではありません
↓
、 色々な抽出方法でコーヒーをより幅広く楽しむのがよい
以上を、より強く思った次第である。