2011年2月16日水曜日

コーヒー豆屋って 4

当店は、
 自家焙煎のコーヒー豆売り店
であります。

店名は、
 こーひー豆処 うま珈
といいます。

当店は自家焙煎なんだが・・・ でも言いましたが、
店の名前に、
 わざわざというか
 誇らしげにと言うか
 仰々しくと言うか
自家焙煎とは謳っていません。
豆屋なら自家焙煎が当たり前だからです。

豆を売る店だから、
当然そのコーヒーは、
おウチや職場で飲むことになると思います。

そういった場所でコーヒーを飲む場合、
プロが淹れる(抽出する)わけではありませんので、
豆の段階で完成度を高めておかなくてはいけません。
淹れる方法、やり方は人それぞれなので。

豆の段階で完成度を高めるには、
  ①良質な素材(コーヒーの生豆)を使用する
  ②適切な焙煎を施す
  ③鮮度の良いものを販売する
この3つが重要です。

良い素材(コーヒーの生豆)を使用する
  お客様に伝わりにくいですが、
  豆屋にとっては最も重要視すべきことです。
  おいしいものを作るには、素材で手を抜くわけにはいきません。
  素材に対する考え方は、店のあり方でもあります。
  素材で手を抜くということは・・・

適切な焙煎
  自家焙煎であれば、外に向かって(=よそ様に)
  どうこう言う話ではありません。
  料理人の腕だからです。
  大事に決まっています。

鮮度管理
  その店(店主)の、コーヒー屋としてのモラルにかかわることです。
  コーヒー業界では、今や、”鮮度、鮮度”と騒ぐ時代ではなくなっています。
  モラルだから、自家焙煎豆屋が鮮度の
  良い豆を売るのはごく当然のことです(*)

  しかし、一方で、いまだ、鮮度が大事であることは、
  広く一般には伝わりきっていません。
  胃にもたれるような虐げられたコーヒーたちは、世間にあふれています。
  そんな現実もあります。
  だから、モラルにかかわることだと感じています。

 (*) 美味しいコーヒーをいかに提供できるかと言う場合、
     煎り豆の鮮度やハンドピックなどは、
     もはや言うまでもないことになっています。
     今、コーヒー業界では、
     農園や品種などトレーサビリティがしっかりした
     品質の良い豆であるかどうかや、
     生豆の鮮度などが
     重要視されるようになってきています。
     

以上①~③の3つが
バランスよくそろっていることが大事ですね。