コーヒーに関するデータをほんの少しだけ紹介したい。
コーヒーは世界で2番目に取引金額の多い1次産品と
言われている。 (もちろん1位は石油)
コーヒーの主な消費国は、 アメリカ 欧州諸国 日本 だが、
近年は、生産国の自国内消費も増加しつつあるそうだ。
★コーヒーの年間消費量(多い順に)
アメリカ(125万トン)
ブラジル(82.5万トン)
ドイツ(54.3万トン)
日本(40.9万トン)
イタリア(33万トン)
フランス(32.6万トン)
日本は世界第4位のコーヒー消費国である。
輸入国に限ってみれば世界3位。
★1人当たりのコーヒー消費量(多い順に)
ルクセンブルク(16.65 kg)
フィンランド(12.01 kg)
ノルウェー(9.85 kg)
デンマーク(8.75 kg)
オランダ(8.38 kg)
スウェーデン(8.19 kg)
これら北欧諸国は、
総消費量が多い
アメリカ(4.13 kg)
ブラジル(5.30 kg)
ドイツ(6.27 kg)
日本(3.41kg)
をはるかに上回っている。
出典:ICO(国際コーヒー機関)統計2009年2月
北欧はコーヒーが美味しいとはよく聞くが、
データを見れば納得だ。
当店のお客様の中に、
フィンランド経由でロシアを旅された方がいるが、
「北へ行くほどコーヒーの味がおいしくなる」
「スペインやフランスよりもロシアは味がまともだった」
「ヘルシンキの空港で飲んだコーヒーが、
これまで行った外国の中では一番美味しかった。」
と仰っていた。
空港で飲んだコーヒーが美味しい・・・なんてクールなんだ!
街なかの専門店のコーヒーはもっと美味しいに違いない。
★日本国内のコーヒー消費量の推移
1970年 緑茶の5分の1程度だったが
1980年~1990年 緑茶を追い抜き
2003年 約15万トン 1970年の約6.6倍、緑茶の1.5倍
すごい!
コーヒーは、いまや、すっかり日本人の生活に
定着していることがわかる。
嗜好品の枠を超え、もはや日常品にさえなっている。
が、しかし、
1人当たりの消費量*ではベストテンにも入っていない。
*:日本人1人当たりのコーヒー消費量
1杯10g換算で1人当たり1年間で340杯ほどだ。
北欧の例ではないが、
本当に好きな人はたくさん飲む。
飲む人がたくさんいれば、
マーケットは成熟する方向に向かうので、
いいものも集まるということだ。
味覚に繊細な日本も負けてはいられない。
↑ 表現が変?