ゲイシャ
もちろん、ゲイシャ、フジヤマではありませんぞ!
ご存知の方も多いと思うが、
今現在、世界のスペシャルティコーヒー市場で最も注目を集め、
最も評価が高いコーヒーの品種名だ。
オリジナルは、勿論、コーヒーのふるさとエチオピア。
良質なゲイシャ種のコーヒーを生産することで
注目を集めているパナマのラ・エスメラルダ農園の方が
先月末に日本にやってきた。
名古屋でもプレゼン+試飲会があったので参加してきた。
非常に有意義な時間であったので、ここで報告したい。
(常連さんの方々には、大まかお話していることだが)
感じたことは大きく3つ。
1つめ
品質の高いコーヒーを育むのは大変!!
ゲイシャ種のコーヒーは生産性がかなり低い。
高木で収穫しにくく、単位面積あたりの収穫量が少ない。
エスメラルダ農園が生産するゲイシャ種は、
パナマの国際品評会*で毎年のように1位を獲得している。
* コンテストで行われるカッピングは完全ブラインドである。
2つめ
生豆(素材)の品質が非常に重要である!!
素材である生豆の品質が非常に大切であり、
それゆえに、それをきちんと表示する必要がある。
これについては大切なことなので、日を改めて書きたい。
3つめ
小さな自家焙煎コーヒー豆屋を営むボクに
一体何が出来るんだ!?
ボクができることは限られている。
ブログを書き始めた最初の頃にも言ったけど、
コーヒー豆屋が出来るのは、
農園の方々が手塩にかけて育てたコーヒーを
いかに素晴らしい状態にして多くの人々に橋渡しするか・・・。
生産者 → → 豆屋(うま珈) → → 消費者
ボクがやっていることは非常に小さいが、
しかし、非常に大切なポジションにいる。
そして、改めて、
少しでも多くの人に、
本物の良質なコーヒーを楽しんでもらいたい!
と強く思った。
遠くの国々で愛情をこめて育てられたコーヒー。
ボクはそんなコーヒーたちに真剣に向き合い、
丁寧に心をこめて命を吹き込む。
ひと粒ひと粒丁寧に焙煎し、 ← ←← 焙煎は重要!
それをお客様に丁寧に説明し、← ← 品質表示も大切
美味しく飲んでもらい、
気に入ってもらう。
ボクは、たったこれだけしか出来ない。
でも、これだけは頑張ってやっていきたい。
なぜなら、ボクはコーヒーが好きで、
コーヒーに生かされてるからだ。
だからこそ、コーヒーを裏切れないし、裏切りたくない。
間違っても、
虐げられたコーヒーにはしたくないんだ。
つづく
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