続き・・・。
実は、トークショーの時に、質疑応答の時間があった。
もちろん僕も、ドーソン選手に質問した。
ドーソン選手は、
1試合に5つ敬遠された
ことがあった。
その時の
「気持ちはどうだったのか?」
を尋ねた。
彼の答えは、、
「相手チームの作戦なので、何とも思わなかった 」
「それよりも、次の進塁について考えていた」
そうだ。
流石、一流選手は違う。
ボクは高校時代野球部にいて、野球に熱中していた。
公立高校のへぼチームではあったが、
監督が巨人の星の星一徹みたいな人で、
1年365日練習に明けくれ、それなりに強かった。
ボクは、へぼチームのクリーンアップの一角を任されていた。
4番を打っている時に敬遠されたこともあるし、
ボクが5番を打っている時に、前の4番が敬遠されたこともある。
前者は、
チャンスで打つ機会を与えられなかったことに腹をたて、
後者は
頭に血が上って、何が何だか・・・
こういう時の結果は先ずダメ・・・相手の思うつぼ。
三流の証・・・。
一通り、質疑応答が終わって、
ドーソン選手が会場を見回した際、
ボクは、その時、手に持っていた
Sporting Newsというアメリカの週刊スポーツ新聞
(1977年当時の物・・・下の写真)を左右に振って、
「これにサイン頂戴」 視線を送ったら、
目が合って、頷いてくれていたのだ。
↓ 1977年当時の新聞がこれ
↑ ↑ ↑ 右端・・・ 新人の頃のドーソン選手
サインはその時、もらったもの
左端・・・ 読売巨人軍史上最強の助っ人
クロマティ選手、流石に若い。
巨人に入団したのはこの7年後
もちろん、ドーソン選手は、クロマティ選手より
数段上のプレーヤーだ。
↑ ↑ ↑ クロマティ選手のトークショーの模様
話を戻してと・・・
質疑応答で印象に残っていることがある。
その質問:
「地元リグレーフィールドの大歓声の中で、
一打逆転の場面で打席に立つ時、
あがったりしないのですか?」
ドーソン選手:
「本当に集中している時は、歓声がまったく聞こえない」
びっくり!!
このリグレーフィールド、ボクがアメリカで
一番多く観戦している 野球場で、
その歓声のすごさは肌で感じている。
その歓声が聞こえないほどの集中力・・・。