2010年4月5日月曜日

甘味のあるコーヒー そのまた続き

お米にもいろいろあるように、
グァテマラもいろいろ。

基本的に、高地産のものがよいとされ、
高地産であればあるほど、
酸味、コク、香りが優れている。

産地の標高だけでなく、
農園の土壌や、水はけ、風の具合などはもちろんのこと、
コーヒーの木の品種*や 精製方法などによっても風味は変わる。
 * コーヒーの(栽培)品種は、数百種類あると言われている。
   お米と同じように、在来種やハイブリット種もあり、
   生産性の低いものから高いものまである。

さらに、コーヒー豆を収穫する時の豆の熟成度合いが、
  完熟過完熟未完熟 かでも違ってくる。
   → この熟成度合いについては、いずれ・・・。

豊作・不作もあるので、収穫年が違えば、
同じ農園の同じ品種のコーヒーでも 風味は違ってくる。
お米など他の農作物と同じ・・・。

それらが複雑に入り混じっての風味となるわけで・・・。


そして、最後に、消費国で焙煎が行われる。

コーヒーの生豆が持っているポテンシャルを
出来るだけ引き出せるような焙煎
を施さなくてはならない。

グァテマラに間して言えば、
これまで、2回銘柄を変えていて、
当店にある
 「レタナ農園 イエローブルボン種100%」
で3つ目。

それぞれ風味が違うので、焙煎の度合いは微妙に変えている。
(店舗での表示は「中煎り」とか「深煎り」としている)


ここで重要なのは、生豆のポテンシャル(素材の良し悪し)だ。
 もともと甘味の少ないコーヒー豆から、
 それ以上の甘味を出すことは不可能。

 生豆のポテンシャル × 焙煎 なので、

生豆のポテンシャルが低ければ、
焙煎が良くても生豆のポテンシャル以上の味は引き出せない。

生豆のポテンシャルが高くても、
焙煎が悪ければ、せっかくの素材が台無し。
両方のバランスが大切。

素材ありき、焙煎ありき・・・ナンセンス!