松井秀が、
古巣のニューヨークの
ヤンキースタジアムに戻ってきた。
アメリカで最も過激なファンと知られている
NYっ子は、果たしてどんな反応を・・・
「ヒデキ・マツイ!」
場内アナウンスが高々と名を呼び上げた瞬間、
超満員のヤンキースタジアムに大歓声がとどろいた。
13日に行われたアメリカ大リーグの優勝リング授与式。
昨季のワールドシリーズ制覇をたたえる
本拠地での開幕戦直前のセレモニーで、
覇者ヤンキースの選手がフィールドに勢ぞろいする中、
最後にシリーズMVPとして、
エンゼルスに移籍した松井秀喜の名が呼ばれた。
地元ニューヨークのファンは、
西海岸に新天地を求めて去った松井をどう迎えるか。
一人だけ違う色のユニホームを着た「55」番のカムバックを、
観客は総立ちで出迎え惜しみない拍手を送った。
「おそらく一生忘れられない瞬間。幸せでした」。
めったに感情を表に出さない松井秀が、
心から感激した表情で語った。
感動的なシーンでした。