松井秀が、古巣ヤンキースのフランチャイズNYに凱旋し、
辛辣なニューヨーカーに、祝福されたことは先日、
松井、NY凱旋! その3
で書いた。
その感動のシーンの動画を発見した。
再度、詳細・・・。
エンゼルスを迎え撃ったホーム開幕戦の試合前、
ニューヨーク・ヤンキースは、
盛大な優勝リング贈呈式を開催した。
ヨギ・ベラ、ホワイティ・フォードなど
伝説のOBたちが招かれた中、
昨シーズン優勝に貢献した選手たちに
チャンピオンリングが手渡されていった。
そこで誰よりも目立っていたのは、
リベラでもなく、Aロッドでもなく、ジーターでもない。
すでにヤンキースの一員ではない松井秀だった。
普段はせっかちで移り気なニューヨーカーも、
昨年11月のワールドシリーズで
松井が見せた勇姿を忘れたはずがない。
オフのエンゼルスへの移籍も、
スター選手にありがちな金目当てのものではなかったことを
誰もが理解していた。
野球を良く知っているニューヨークのファンが、
戻って来た松井にささげたのは、
誰もがしばらく忘れられないほど
盛大なスタンディングオベーションだった。
さらにその後にとびきりのクライマックスが・・・。
フィールドに整列していた元同僚たちが
松井の元に一斉に駆け寄って、次々と熱い抱擁を交わしたのだ。
そのシーン
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=7419169
最後に、最も心を通わせたジーターとしっかりと抱き合った。
そのセレモニーを見た後、
記者席で目をぬぐっていた米国人記者は
1人や2人ではなかったそうだ。
去り際にこれほど大きな歓声を浴びせられるプロアスリートは、
この街でも数えるほどらしい。
この日の会見でジーターがささげた言葉が印象的だ。
「松井は、私にとって最もお気に入りのチームメートの1人。
プロフェッショナルという言葉がぴったりで、
毎日必ず準備を整えてスタジアムに来ていた。
何があろうと言い訳をするのを聞いたことはない。
手首を故障して同僚たちに謝罪するような選手には
これまで出会ったことがない。
ホーム開幕戦の場に彼がいることは適切に思えるし、
ファンからオベーションを受け取るに相応しいよ」
そして、いよいよゲーム。
松井が第1打席に立つと、
ヤンキースタジアムの観客たちは立ち上がり、
盛大なスタンディングオベーションで
7年間ヤンキースに在籍した功労者を温かく迎えた。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=7421211
すんごい・・・。
ニューヨークのファンが、敵の4番バッターの登場に、
立ち上がって拍手をしている・・・
今年の秋、
プレーオフで、同じような場面になったら、
物凄いブーイングが起きる・・・のを想像するのは
ボクだけではないだろう・・・。
でも、その時こそ、松井の大リーグでの第2章の始まり・・・。