ヤンキースのジラルディ監督から
優勝記念リングが手渡される。
元同僚たちがいっせいに
松井の元に駆け寄った。
松井も、かつてのチームメートたちと抱き合った。
見守るファンは複雑な心境だった。
ヤンキースの55番のユニホームを着た男性は
「松井を慰留しなかった球団の判断は
今でも間違いと思っている」と話すと、
「今日も縦じまを着て戻ってきてほしかった」と
寂しげな表情を浮かべた。
同様に「55」のユニホーム姿で応援した
ニュージャージー州在住のジョー・サンジェニートさんは
「彼の謙虚な姿勢がずっと好きだった。
今日のファンの反応が、
彼がニューヨークのヒーローだということの証明」と話した。
セレモニーで旧友たちとひとしきり喜んだ後、
気持ちの高ぶりを振り切るよう
一人、三塁側に戻っていった松井。
試合では、先発ペティットの前に、
凡退を繰り返した4番指名打者の松井。
それでもスタンドのファンは、
敵陣の赤ゴジラが登場するたび、
変わらぬ声援を送ってくれた。
あす、早朝から仕事が1本入っているので、
今日は早めの就寝・・・Guuuuu・・・・・・・・