先日、ナイスカットミルの注文がはいった。
今年になって4台目。
(高性能でなくてもいいのだが)
ミルが家庭に普及することは、
コーヒー豆屋にとってはイイことだ。
豆をミルで挽くことは、
コーヒーを美味しく飲むための一番の条件といってもいいほど
重要なポイントだからだ。
コーヒーを美味しく飲むためのポイント
1 良質なコーヒー豆を調達(購入)すること
→ 値段が高いコーヒーという意味ではありません
2 コーヒーを淹れる直前に、豆から粉に挽くこと
3 抽出したコーヒーは、(冷めても)加熱しないこと
この3つでOKだ。
特段、抽出にこだわる必要はない。
コーヒーメーカーでも十分美味しいコーヒーは飲める。
もちろん、
ドリップに凝ったり、
プレスで淹れてみたり、
気分を変えて、エスプレッソで抽出したり、
すべて、OK!!
一番重要なポイントは、先に書いた3つだ。
3つ目の冷めたコーヒーについて。。。
冷めてしまったコーヒーは、加熱しない方がいい。
冷めたコーヒーを加熱すると、煮詰まったコーヒーになる。
煮詰まったコーヒーほど味気ないものはない。
街中には、このような”虐げられたコーヒー”が溢れている。
余ったコーヒーは、熱いうちに保温ポットに保存するようにする。
最近、コーヒーメーカーでも、魔法瓶タイプのものが多くでている。
魔法瓶の場合、
ステンレスのものより、ガラス瓶タイプのものの方が冷めにくい。
当店で、常連さんにサーブする
”もったいないコーヒー(賄いコーヒー)”は、
大体、朝10時頃淹れるが、
これをガラス製の魔法瓶に入れておくと、
(量にもよるが)夕方まで十分温かい。
また、コーヒーの味は、冷めた時の方が分かりやすい。
熱いうちは、味覚ではなく、痛覚が反応する。
チンチコチンで飲まない方がイイ。
質の悪いコーヒー*は、冷めるととたんに味が落ちる。
* 生豆のグレードが低い、焙煎が悪い、煎り豆の鮮度が古い
抽出してから時間が経っている など
冷めてくれば、味が変わる。
しかし、質の高い=良いコーヒーは、冷めても十分美味しい。
逆に、冷めてからの方が風味が楽しめるコーヒーもある。
当店のコーヒーを冷まして飲んでみてください。
コーヒーの面白いところ・・・。